
カシウスさんの日に焼けてないうなじ

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カシウスさんと一緒にメイドコスプレをしたときの想い出です。
「外はパリパリでほろ苦く、中はほくほくで甘い。りんご飴と同様に異なる食感と味覚で楽しませてくれる、実に空の世界らしい食べ物だ。お前も食べるといい。はい、あーん」
栗を剥かずに食べるカシウスさんは、ワタシにも栗をまるごと食べさせようとしてくれる。美味しい食べ物を分け与えてくれる親愛を前にしてはワタシは差し出されるままにいただくしかない。試される歯茎、舌に広がる渋み、口内に刺さる栗の殻。

「これは櫛だな。わざわざ買ってきたのか?なぜ俺にこれを?」カシウスさんの髪が好きだから大事にしてほしいって伝えたら「頭髪などは放熱のための機構に過ぎないが、お前に気に入られるのは悪い気がしない。わかった、大事にしよう」って言って、それから毎晩梳かしてくれるんだよ。


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夏をやろうね、カシウスさん

カシウスさんと指の爪にマニキュアを塗りっこしたときのこと、ワタシは自分がヤスリを掛けて色を付けた指先が誰にも見られることなくグローブの下に隠されたのを見て、自分だけがその指先の朱色を知っていることに薄暗い独占欲が満たされるのを感じていた。
一方カシウスさんは見せびらかしたい方らしく、ワタシが指先を隠してしまうのを良しとせず、ワタシの指先を眺めては誇らしげに笑い、その明朗な精神が眩しかった。

SSRカシウスさんの差し出される左手を見てると、手袋と袖の間に指をこう(図)差し入れたくなるのだけど、絵見てるとここって本当に隙間あるのか分からなくて実はSRと同じく腕から手袋まで一体型のスーツなんじゃないかという気もして、カシウスさんにワタシの指を受け入れてもらえるのか不安になる。
※書籍・Webサイトからのトレス・模写を含みます。